ももこのわや日記

備忘録的な。

【感想】ナラタージュ@島本理生を読みました

こんにちは、ももこです。

絶賛読書強化月間。なんとか読み続けてます。ふふ。

 

さて、島本理生さんの『ナラタージュ』を読みました。映画化もされてるんですね!知らなかった。

 

ナラタージュって、過去を回想する、みたいな意味みたいです。タイトル通り、物語は主人公の回想で始まります。

 

高校教師(葉山先生)と元生徒(泉)の遠回りで歯がゆくて切ないお話。ふたりを取り巻く仲間、事件。現実の泉は社会人で、回想時代とは全く関係のない人と結婚の約束をしています。それでも、きっと、死ぬまで忘れられないいちばん大切な人、思い出。

 

前半は高校時代所属していた演劇部にOGとして参加する話がメイン。

後半は泉と彼氏、そして葉山先生との関係が濃密に描かれます。

 

また読むかい?って聞かれたら、もういいかな。主人公の泉があんまり好きになれなかったのと、作中のいろんな事件が辛すぎて。柚子ちゃん(´;ω;`)ウッ…

 

主人公の泉に体温を感じなかったというか、なんていうんだろ、とにかく共感できなかったなあ。すごい冷静っていうか、熱がないというか、冷たい感じ。自分の身の回りのことは興味がなくて、自分のこと(葉山先生への想いとか)に一生懸命で。恋ってそういうものですか、そうですか。なんか志緒しか友達いなさそうだし、そもそも必要ともしてなさそう。そういうところが葉山先生は好きだったんですかね。分からん。とにかく葉山先生と泉は世界でふたりきりの、それぞれが理解しあえる存在だったみたいです。

 

その!葉山先生も!意味わかんない通り越してやや気持ち悪かったからね!笑

最後の最後!別居してた奥さんとやり直しても定期入れ(だったかな)に、泉とふたりで撮った写真入れてるんですって!ひゃーーーーきもーーーーーい!!!

そもそも卒業式でキスしてスルーしといて、また呼び戻して思わせぶりな態度しといて「実は嫁と別れてませんでした~!」ってなに!きもきも!!

嫁と泉のあいだで揺れる自分、泉を突き放せない自分、嫁とやり直したい自分、高校教師としても頑張りたい自分、とにかくどれも中途半端でイライラしたなあ。

 

自己陶酔強めのふたりだから、そういう意味ではお似合いなのかな…別れる前のベッドシーンもそりゃもうふたりの世界で「悦にはいっておまんなあ」という。あのシーン、意味分かんなかったなあ。小野くんが泉に無理強いしてたのを、葉山先生にやらせてるだけじゃないの?わっけわからん。そこがいいのか、そうか。

 

とにかく、あなたたちが満足ならそれでいいよ、でも、他人にだけは迷惑かけないでね、という感想に落ち着きました。小野くん、ああ小野くん、かわいそす(´;ω;`)ウッ…

 

とかいいつつ、一気に読んじゃったのは、それだけ魅力的なお話だったってことなんだろうな、悔しいけど(笑)長野に行きたくなる。実家帰りたくなる。そこらへんの描写はとっても好きでした。

 

青春って、いいよね☆

 

では!

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爽やかな写真でお茶を濁す作戦